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【寄稿】”有事郎“こと新妻眞一君からの謝罪とメッセージ③

管理人注:
新妻君は、私たち穂波の会の一員ではありません。新妻君は、穂波の会の一人のメンバーと個人的な付き合いがあり、その縁で、彼の謝罪であったり、後悔を語る場を提供することとなりました。


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飯田橋で、一方的に暴力を振るうという最低のことをしてしまった事件から1年余りが過ぎました。

なぜ、自分はどうして物事を深く考えられず、人を「個人」ではなくその「属性」で判断してしまい、その悪い面ばかりに目が行ってしまったのでしょうか。
それは、周りに流され、物事を自分の都合の良いように解釈し、理想ばかりを見ていたのだと思います。
不良外国人や今後増えるであろう移民によって、治安が悪化してしまう事を食い止めようとあの頃は考えていたのです。
それが、当時の私の理想でした。

今思うと、「在日コリアンの人たちの犯罪が多い」というより「在日コリアンの 人たちの犯罪ばかりに目が行き」それを敢えて探しては攻撃のネタにしていました。
そして、「朝鮮人を日本から叩き出せば、犯罪が減り、治安の良い日本が取り戻 せる」と、あの頃は本気で思っていました。

日本人にも屑はいます。
そんな簡単な、当たり前の事にもあの頃の自分は気付けていなかったのです。

しかも見たくない現実には目を逸らしていました。
凶悪事件等が起きると「日本人はこんな事はしない!」と勝手に思い込んで信じていました。
「こいつ(犯人)はどうせ通名だろう」と決め付けたりもしていました。
都合の悪い事は全て在日コリアンの人たちのせいにして、日本人はそんな事をするはずが無いと勝手に思い込み、それを信じていたのです。
これは大きな過ちです。

私は、とても視野の狭い人間でした。
ある方から、「活動を辞めて自分の周りはどう変わったか」と質問されたのですが、まだ自分と係わりのある狭い範囲での変化しか感じられません。
具体的には、国籍や思想だけで人との接触を絶つ事をしなくなってから友人知人 が増えた気がします。
なぜ今まであんな無駄な事をしていたのかと考えています。
社会全体の出来事などには、活動を離れてからは逆に疎くなったような気がします。
しかし誰かの国籍を聞いただけで、身構えたり、「犯罪者予備軍である」と勝手に決め付けたり、その人を敵視したりするようなことはなくなりました。

活動から離れたあと何度か、今まで「在日」「反日」などと罵っていた「カウンター」だった方々にお会いする機会がありましたが、どこにでもいる普通の人達 ばかりでした。
変な固定観念にとらわれて、自分の殻に閉じこもり、最後は誰が敵かも分からなくなり、多くの人を傷つけてしまいました。
これからは人の良い面を見付けられる人間になりたいと思います。
今までそれに気付かず無関係の多くの人達を傷つけてしまった事をとても後悔しています。
本当に今まで申し訳ありませんでした。
ごめんなさい。
今後は属性や思想だけで人の善悪を判断することや、話す前から拒絶するような行為は二度としません。
もし自分の身近にそのような人が居たら注意する側の人間になります。
今まで本当に申し訳ありませんでした。